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わが社の歴史 番外編 万博のこと
昔にOBの方から、「万博に出たことがある・・・」という話を聞きました。
万博といえば、大阪では2回目の万博が開催されます。ワクワクドキドキに期待したいです。
さて、いったいいつの万博かもわからなかったのですが、昔の入社案内に「豊田産業と万博」と表題のついた3枚の写真ののったページがあります。
1枚目の写真は1900年(明治33年)のパリ万博、2枚目は1910年(明治43年)の日英博覧会、3枚目は1970年の大阪万博の「せんい館」の写真。
せんい館は「繊維は人間生活を豊かにする」をモットーに日本繊維館協力会が主体となったパビリオンです。日本の繊維産業も元気だったころですね。
多くの繊維の協会が協力していたようですので、当社もどこかの繊維の協会がらみで入社案内に乗せたのではないかなと思います。
先日来られた大学の先生に(古いいろいろな資料をお渡ししてます)「万博に出たことがあるときいたことがある」とお話したところ1900年の「巴里万国大博覧会報告」に豊田善右衛門があったとの情報を得ました。
帯締や煙草入れなどを出品したが、流行に合わずさんざんだったような報告書でした。
1910年の日英博覧会については「日英博覧会授賞人名録」に、大阪 合名会社豊田糸店 洋服裁縫。手縫、刺繍用等糸各種 との記載がありました。巴里万博での失敗を基にして、展示の仕方や出品物にも大きな変化があったようです。
残念ながら会社にはそのころの資料は残っていませんが・・・
明治の人々はパイオニア精神あふれていたのだなと感じています。