Company会社情報
GREETINGご挨拶
豊田産業株式会社は、1675年(延宝3年)、縫い糸や帯締めなどを商う糸店として創業しました。三越百貨店の前身、三井越後屋呉服店の分店・三井糸店となり、現在の大阪市中央区高麗橋にて営業してまいりました。
明治になり、洋服の普及を予測して毛織物の輸入権を買収し、1885年(明治17年)に羅紗部を設立。
1918年(大正7年)には株式会社豊田商店となり、各種糸類金銀モール、国内外向けの毛織物・服地等の輸出入並びに問屋業としての一歩を踏み出し、戦後も繊維商社として婦人服の製造販売を行うなど、事業や支店を拡大してまいりました。
1928年(昭和3年)には御堂筋の拡張工事により、現所在地に移転し本社ビルを建築しました。さらに1988年(昭和63年)、日本生命保険相互会社と共同で「豊田日生北浜ビル」を建築し、不動産賃貸業を開始いたしました。
その間も創業以来の生業に力を注いでまいりましたが、繊維業の凋落化に伴い、1998年(平成10年)撤退を決意。それ以降不動産賃貸業一本で経営を継続してまいりました。
2010年(平成22年)に小職が経営に参画し、前職での経験を活かし不動産業も新しい視点で提案を行っております。今後は創業の地・北浜にあるビルを大いに活用し、「人・空間・情報・技術・アイデア」をつないでの新しい価値の創造、メーカー時代に培った技術者としての物の見方、新常態を考慮して事業活動に取り組んでまいります。加えて、祖先より受け継いだ商いの魂、北浜への想いを大切に、商都大阪の発展にも尽力する所存です。
代表取締役社長豊田 周平