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President column
社長コラム

    社長ブログ こだわりを持っている?

    こだわりを持っている?

     

    明けましておめでとうございます。豊田周平です。2016年が始まり、数日が経ちました。2016年はマイナンバーの運営が本格的にスタートしたり、北海道新幹線開業・伊勢志摩サミット開催、さらには五輪や米大統領選など、世界的にも大きな動きがあります。

    しかし、変化がある中でも変わらないモノがあります。今回は、企業に持ってほしいこだわりについてお話します。

     

    二極分化の法則

     

    趣味的世界にはなりますが、車・バイク・カメラ・オーディオなど、皆さんお気に入りのメーカーがあるかと。カメラだとニコン派・キャノン派、オーディオスピーカーだとタンノイ派・ヤマハ派・JBL派など、人の好みはそれぞれでした。こだわり、味、個性↔80点主義、右にならえ、レーダーーチャートで均等になっているのか、とんがっているのか。

    例えばトヨタが車業界でトップになった際に70年代には「販売のトヨタ、技術の日産」という言葉で対立を表していましたよね。無難だけど絶対に失敗したくない層にはトヨタが支持され、メカ好きや本格的な走りを追い求める層には日産が支持されていました。

    消費者が二分されている時代であればあるほど、王道と個性的な製品の2つが成り立ちます。MacとWindowsだってそうですよね。どの業界でも使いやすいWindowsと、制作業界に特化したMacは、まさに二極分化のいい例です。自社のカラーを持ち、ニーズに合った顧客を確保していく。しかし、最近はこの二極分化の法則が無くなってきたように感じます。

     

    値段だけにこだわりが反映される時代?

     

    無難で堅実でバランスのいい製品はいいのですが「価格のこだわり」だけに特化すると個性が無くなっていきます。

    まあまあの品質で、価格が安い製品って、今世の中にたくさんありますよね。もちろんそれもこだわりの一つかもしれませんが、持続力が小さく、体力のない中小企業がそこに走るのは危険かと。

    他のもっと安い製品を提供する企業が現れたらもうダメだし、何より価格勝負の個性が無い製品は消費者の購入意欲が高い時期にしか売れないから、タイミングが重要になります。すると売れる旬の期間がとても短くなります。

    つまり、自分たちで命の短い商品をたくさん生産し、旬が終わったら次の新しい製品を作って売るの繰り返し。これでは上記で説明した二極分化の法則は成り立ちません。


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    購入者もこだわりを持って

     

    商品にこだわりを持つことは、熱烈なファンを得て、ブランドを確立することです。流行に当てはまるのは一見良いよと思われがちですが、結局使い捨てになるだけ。ブランドとして成り立たなくなります。

    大切なのは作る側、売る側、そして買う側もこだわりを持つことかと。

    特に資源の無い日本では、低価格、大量生産、大量消費の時代はいつまでも続くものでありません。少し高くてもお気に入りを長く使う“”こだわり”を持つことが大切です。

     

    買う側も持っているもので自己主張できるので、これからは自分のこだわりを大切にして買いモノをしていきましょう!

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