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社長ブログ 新しい仕事のやりかた
新しい仕事のやりかた
皆さんこんにちは。豊田周平です。皆さんは新しい会社・部署を立ち上げるとなったら、何に困りますか?
まずはオフィス(場所、箱)を用意して、人を採用して、PCにオフィス什器にネット環境に…と何百万、あるいは何千万とかかりますが、多くの方がこの資金の用意に困っているかと思います。
特にPC・ネット環境は、エレクトロニクス系企業に依頼をしてスタートアップをしてもらっていました。そこで何百万と飛んでいく見積もりをいくつも見ていましたが、今の時代、全てのスタートアップを外注に依頼しなくても、現在用意されている無料のサービスGoogle、Evernote、Dropboxでかなり解決されるはずです。
新しい機能を企業で受け入れている?
皆さんはGoogle、Evernote、Dropboxなどのサービスを使ってますか?まずドメイン。Googleで独自ドメイン取れることを知っていますか?当社のドメインはGoogleで作られています。そしてメールもGoogleで運用してメーラー(アウトルックとか)ではなく、全てWebメールで。PCではブラウザ、スマホやタブレットからでも同じ様にアクセス。会社のPCでも自宅のPCでも同じ様に。
Googleのアカウントさえ持っていれば、Googleドライブで資料の共有も簡単にできます。Evernoteは名刺をスマホで写真を撮れば自動的にデータ化されるので(8割ほどの正確性なので、多少は手直しが必要)社内での名刺情報を簡単に共有できます。これ、営業の人はやっておくと営業活動に非常に有利に働くかと。PCが無い出先でも出来るので、移動中の時間の有効活用におススメです。また個人的な覚えや気になった記事なども簡単に保存できるので資料室的な使い方もできます。
Dropboxは、Googleと同様共有フォルダとして利用できますが、PCのフォルダを開くような感覚で使用できるので、社内でのファイル共有や取引先との共有も簡単にできます。
後はメールと電話さえあれば、企業同士の仕事のやり取りはかなりスムーズになるかと。実際私も、現在Googleドライブを利用して仕事の原稿作成のやり取りをしています。連絡はメール・電話と思っていましたが、facebookのメッセンジャーやグループ機能の方が出先でも確認ができるので利用しています。スマホとタブレットが最初から手元にあったので、移動時間にチェックをしたりと、特に問題なく原稿のやり取りを進めています。
企業がこういった機能を使いこなせるのなら、もっともっと可能性が拡がるはず。ここで紹介した使い方はほんの一部ですが、ネットでちょっと調べれば詳しい使い方が載っていますし、使い方さえ分かれば誰でも利用できるようになっています。「良くわからないから。」などと思って受け入れないと、競争力は間違いなく落ちます。最初のハードルが高いのであれば、使いまくっている人に聞いて実演してもらうとかして、まずは体験してみるのが良いかと。
今までのやり方が通用しなくなっている
上で説明したようにスマホ、タブレット、Google、Evernote、Dropboxを活用したら、以前にあった大企業と中小企業のIT格差はなくなるはずです。今まで資金力と専門要員のいる大企業しか使えなかったツールが誰でも使えます。その結果、いろんなことで中小・零細企業、スタートアップ企業の競争力が高まるのは間違いないかと。
いつまでも「互恵」で成り立っている企業は、今後衰退する可能性がかなりあります。どの業界も新しいモノにアンテナを張っておかないと、置いて行かれるだけ。無料のツールなら「とりやえずやってみよう」と、導入までの腰が軽くなるので、そちらに移行するのは当たり前の話です。
「便利な機能が無料、又は低価格で利用できる」時代になったことを理解し、自社の付加価値をどうやって付けるのか考えないと、この先やっていくのは難しいかもしれません。