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社長コラム

    社長ブログ 偽装・改ざんが当たり前になったらアカン

    偽装・改ざんが当たり前になったらアカン

     

    皆さんこんにちは。豊田周平です。今、ワイドショーやニュースではマンションの杭打ち問題が話題になっていますが、この手の偽装問題は数年前からありましたよね。

    食品偽装、耐震強度の偽装と最初の頃は、潔く手をあげた会社は偉いと思いました。が、バレるまで隠している企業がほとんどで、その時も「まだこれからも続々と続くよ」といろいろな所で言っておりましたが、案の定告白しなければならない状況になって、いろいろな企業の謝罪会見がボロボロと出てきましたよね。

     

    そういえば去年も杭が届いていない問題も発覚していました。どうなったか分からないままメディアからは報道されなくなり忘れ去られ、そして今年も発覚。食品の偽装も同じですよね。どこかで同じような問題が起きては無くなって…の繰り返し。この手の偽装・改ざんの根はかなり深いのかと。


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    業界の普通は一般的ではない

     

     

    マンションの杭打ち問題もよく調べてみると、業界ではデータの差し替えは当たり前というのが出ておりました。

    でも、私たち一般人からしたら、データを改ざんするって、とんでもないコトですよね。このような「業界では当たり前」なことって実はとんでもないことがたくさん。

     

    少し前のSTAP細胞問題でもデータの改ざんやコピー&ペーストなどによるねつ造と分かった時も、悪気はなくよりデータを分かりやすくする為に行った…といった口調でしたよね。

    自分たちの業界の当たり前を今一度見直してみると、おかしなことがたくさんあります。偽装・ねつ造が当たり前になったら、信用が無くなってお終い。だから定期的な第三者のアドバイスや見直しはやはり必要だと言えます。

     

    日本の品質管理はどう守るべきか

     

    品質管理の面で見ると、大手ではISO9000をほとんど取得していますよね。一見これで十分な管理を保っているように見えますが、事実無効化しているところがほとんどかと。品質管理について聞いてみると「弊社はISO9000を取得しております。」との答えしか返ってこない企業が多くて呆れてしまいます。

    本来の目的を忘れてISO9000を取得するにはどうすればいいのか、ということしか考えていないから、結果意味が無くなってしまいます。それではせっかく多額の予算を使ったのに無駄になるだけ。

    エレクトロニクス業界や自動車業界に比べて、品質管理体制が他の業界は遅れています。本来品質管理は日本のお家芸だったはずです。

    例えばスマホや家電製品だと不良を出したら数が多いので回収が大変、場合によったら車と同じで人の命に係わることになるので慎重にならざるを得ないのですが。

    今一度お客様に対する“信頼”を高く保つにはどうすればいいのか。それは本来日本人が持っている“細部にまでこだわる職人気質”を取り戻さなければこの先も偽装問題・品質問題は終わることがありません。

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