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社長ブログ 日本人ノーベル賞受賞!
日本人ノーベル賞受賞!
皆さんこんにちは。豊田周平です。今年もノーベル賞の受賞者が発表されていますが、医学生理学賞を大村智さん(寄生虫による感染症の治療法に関する発見)物理学賞を梶田隆章さんが素粒子ニュートリノの研究で受賞しました。
私は物心ついてからノーベル賞に憧れ、物理の道を目指して大学でその難しさを知り、企業の研究者になって自分には届かない夢だと思っていましたが、それが数年前から縁あってLED照明事業に係わったことと、サラリーマン時代の業界の方から頼まれて運営委員をやっている日本フォトニクス協議会(JPC)で天野先生に理事、産業用LED研究会の主催をやっていただいたこともあって、お知り合いとなりました。
そんな天野先生が去年、青色LEDの開発(正式には“for the invention of efficient blue light-emitting diodes which has enabled bright and energy-saving white light sources”. 「省エネで明るい白色光源を可能にした高効率の青色LEDの発明」)で、私の憧れのノーベル物理学賞を受賞された時は、本当に嬉しかったです。実は受賞発表のニュースのタイミングを逃していたのですが、会食中に携帯がかかってきたり、メールガンガン入ってたけど、知ったのは会食終わって帰宅するタクシーの中。家に帰ったらすでにニュースはやってないのでネットで確認。興奮しiMessageとかLINEで知り合いに片っ端から喜びのメッセージを送ってしまいました!(後日、夜中になんて迷惑って皆さんから言われてしまいましたが、私の喜びは理解してもらったかと。)
お祝いと講演会
そんな天野先生にはJPC関西の特別顧問をやっていただいているということもあり、今年の2月大阪で講演会をやっていただき、そしてお祝い会も企画・開催し、記念品も工夫して楽しくお祝いをしました。メインの記念品はBLAZEのライトを。地面に自転車の形が光る優れモノです。
自転車通勤をされている先生には、とても喜んでもらえました!その他にも青色LED発明の成果が使われているベタな商品をいくつか記念品にしました。
物理は私たちの暮らしを豊かにしてくれる
皆さん一口に物理学賞っていっても、理論物理分野、実験物理(理論を検証、証明するための実験)、そして何かモノを発明する物理と大きく分けて3つの分野があります。私がやった物理は固体物理学とか物性物理学という分野。理論も実験もモノ開発もこの分野にあります。
赤崎先生、天野先生、中村先生が青色LEDを発明したことにより、省エネで明るい白色光源が実現でき、それにより照明のLED化や街のイルミネーションが一気にすすんだことは皆さんご存知の通りです。そして太陽電池とバッテリーと組み合わせることにより世界中の多くところで夜の明かりが得られることになりました。
ここ2年連続で日本人のノーベル物理学賞者が出ているので、もっと注目を集めて盛り上がっていけば、10年後20年後はもっと明るい未来が待っているかもしれませんね。