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社長ブログ 大阪人の英語が通じるワケ
大阪人の英語が通じるワケ
皆さんこんにちは。豊田周平です。私はアメリカのシリコンバレーとLAで何年か仕事をしていましたが、特に英語が得意だったワケではありませんでした。むしろ高校時代は赤点で、同窓会の時に3年の時の担任(英語の先生)がえんま帳を持って来て、「こいつ英語赤点やってんや。それがえらそうにシリコンバレーで仕事してる。高校の英語教育ってそんなもんや。」って自虐的になっていたのをよく覚えています。
でも、アメリカで英語で仕事をしてました。英語が通じるようになるまで努力はしましたが、苦しい思いをした記憶はありません。もしかすると、それは私が大阪人だったからではないかと思うのです。
大阪人の英語は通じる!
例えば、道案内一つでもそうなんですが日本人は全てを完璧に説明しようとするから、英語で「何て言えばいいんだう…」と案内できなくなってしまいますよね…。でも大阪人は「ぱーっといって」「左や」とか身振り手振りでダイレクトに伝えようとするので、相手も理解してくれます。
間違ったら恥ずかしい
誤解されたらどうしよう
なんて思っていると、言葉がなかなか出てこないと思いませんか?大阪人はしゃべりたがり、自分のことを相手に伝えたい気持ちを強く持っているように感じます。だから英語も必死に伝えたくてっしゃべるのかと。それが英会話上達の秘訣なのかも。
東京オリンピックでは、関西からおもてなし隊を派遣すると上手くいきそうだな・・と思いませんか?
大阪弁は英語で直訳できる
例えば居酒屋で
Aさん「これうまいな?」
非大阪人Bさん「ああ…そうですね。」
大阪人Cさん「そやねん。こないだも○○で食うたけどここのもうまいな。そやけど俺は△△のやつの方が好きやわ。」
「そうですね」って言ったらそこで会話が終わってしまいますが、大阪人は自分の気持ちをちゃんと言葉にして伝え、会話を終わらないようにします。これ、英語圏内の人と考え方とよく似ていて「気持ちは、言葉と身体で全て伝える」という文化を持っています。言わないことは、意思が無いこと。謙遜は事実と判断されます。
日本人は自分の気持ちをストレートに言うのが苦手ですよね。だからに濁して伝えようとしますが、それで余計に分かりにくくなると思いませんか?
大阪弁は、ストレートに気持ちを伝えます。(だから品がないとか、言い過ぎとか言われますが)だから英語に直訳できます。(もちろん逆も!)
英語をしゃべる時はまず形よりも伝えたい、話したいと言う思いが大事。そしてコテコテの大阪人を思い出してみて下さい。