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社長ブログ イメージ戦略の罠
イメージ戦略の罠
皆さんこんにちは。豊田周平です。皆さんは、自分の健康についてきっと気になっていますよね。私もなるべく病気はしたくないし、 病院に行かずに健康になれたら一番だなっと思っています。でも、健康を気にするがあまりに
「私は自然食品しか口にしません」
「オーガニックな化粧品を使っています」
と自然由来のモノを意識して摂取している方がいます。でも、自然由来って全部が全部、身体にいいモノでないのでは??
自然界にも身体に悪いものはたくさんあるし、毒だってたくさんありますよね?それを精製濃縮し、精製するのに化学薬品もいっぱい使っていたら身体に悪いって思いませんか?
つまり、自然由来でも100%信用したらアカンってこと!
今回は、そんな皆さんが誤解している“間違った科学”について紹介します。
身体にイイって本当?
今ブームなのが“ノン○○”商品。ノンシリコンシャンプーに、ノンフライヤー。今だとノンカフェインって流行っていますよね。カフェインは刺激物だから、避けたいと思う方や、妊婦さんなら意識して取らないようにする場合もあるかと思います。それにカフェインは中毒になりやすから、こういった商品が市場に出回るのは「やめなきゃいけない」理由がある方にとっては、とても助かる話ですね。
でも、ノンカフェインはカフェインを抜くために多くの薬品を使用している商品もあります。場合によっては身体には“よくない”成分が含まれているから、飲む前に「私は妊婦だけど、大丈夫かな…?」と、調べる癖を付けたほうが安全かもしれません。
もちろん中には化学薬品の使用量がごくわずかでカフェインを取っているコーヒーもあるので、
・なぜカフェインレスを飲むのか
・どんな影響を受けたくないのか
という理由をハッキリさせて、選んだ方がいいですよね?もちろん、ただ「寝る前だから、カフェインを取りたくない」なんて理由であればどんなノンカフェインを選んだも問題無いかと思いますが、身体の調子が悪いから、なるべく身体に悪い物を蓄積したくない…なんて理由であればわざわざノンカフェイン商品を選んで毎日飲むのは避けたほうが良いかもしれません。
こんな風に、本来であれば一つの商品を選ぶにも、明確な目的意志が無いと目的と違った商品を手に取ってしまうコトもあるかもしれません。
でも、先に“ノンカフェイン”のいいイメージだけ知ってしまうと「何だかよく分からないけど、イイらしいから使ってみようかな」と、目的を奪われてしまうのです。
今の時代だとちょっとネットで調べるとわかるはず。ノンシリコンシャンプーだって、ノンフライヤーだって必要とする人とそうでない人がいるのに、流行りだけで選んでは本当に自分に合っている商品を見極める能力が、鈍ってしまいそうですね。
イメージで判断するから、誤解が生まれる
皆さん、どうしてここまで間違った知識を真実のように捉えているのでしょうか。その大きな原因は、勘違いされやすい広告にあります。
「自然由来だから、身体に優しい」
「化学薬品は使っていません」
って、具体的に何も書かれていない“キャッチコピー”に私たちは踊らさているのです。確かに自然由来とか、エコとかってイメージが良いですよね。逆に化学薬品や使い捨てみたいな言葉は、マイナスな印象を受けます。
でも、このイメージを持つ“根拠”を説明しようと思っても、皆さんできませんよね。言っても「この間、TVで○○って人がイイって言ってたから…」と、自分では考えていないコトがすぐに分かってしまいます。
もう一度、自分が持つ知識が本当に正しいか考えてみませんか?