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社長ブログ バイオフィリックデザイン
こんにちは、豊田周平です。皆さん、「バイオフィリックデザイン」という言葉を聞いたことはありませんか?流行り言葉になりつつあるバイオフィリックデザインについてお話させてください。
バイオフィリックデザインとは
森へ行ったり、自然の中に身をおくと気持ちがいいですよね?この自然の環境をオフィスとかに取り入れることをバイオフィリックデザインといいます。
バイオフィリアとは、1984年にアメリカの生物学者エドワード・O・ウィルソンによって提唱された「人間には“自然とつながりたい”という本能的欲求がある」という概念のことです。
バイオフィリックデザインの効果
人間の五感ってありますよね。
- みる <眼で見る、観る、視る→視覚>
- きく <耳で聞く、聴く→聴覚>
- かぐ <鼻で嗅ぐ→嗅覚・臭覚>
- かんじる <肌で感じる、体で触る、触れる→触覚>
- あじわう <口で味わう→味覚>
これらの五感に対し自然の中にいる感覚を与えることで、仕事が「気持ちよく」なり、生産性アップ、疲労感減少、創造性を高めるなどの効果があるといわれています。
バイオフィリックデザインの事例
実際にバイオフィリックデザインを採用した事例として、以下のようなものがあります。
- 緑を置く
緑視率と言うのがあります、緑が多すぎてもだめ、葉っぱの形とかも影響するとのこと。
- 自然の音を流す
川のせせらぎ、鳥の声、木のざわめき、風音など。
- 自然に近い照明
サーカディアンリズム照明で時間によって光色を変化、明るさを変化。
- 快適な空調
温湿度はもちろんのこと、風の流れ(たぶん空調の風があたらないのがベストかも)。
- アロマ
フィトンチッドなど木や森の芳香を空間に適用。
バイオフィリックデザインの課題
でも実際に人間の五感は、人によって好き嫌い、感度の違い等々あって大勢が執務するオフィス空間でもめちゃくちゃ難しい話になってきます。
多くの人が、「空調が快適でない」と感じたことがあるはずです。
などなど、まだ多くは発展途上ですが、快適なところで生活したいって言うのは誰もが追求すべきことで、今後に期待です。
P.S. このあたりの課題をすっとばして、商売のために、「バイオフィリックデザイン導入のために、弊社の◯◯を」なんて言ってるのを聞くと、めっちゃツッコミ入れたくなります。