早すぎて世間がついて来なかった？

こんにちは、豊田周平です。世の中に登場したけど時代が追い付いていなくて世間がついて来れなかったものを今まで見てきました。今回はそんな話をさせていただきます。

Adobe PDFとQRコード

今ではなくてはならないツールのひとつとして利用されていますが、PDFもQRコードも最初に出回ったとき殆どの人が否定的だったんです。それでも止めずに企業が続けてきたことが素晴らしい！

1990年代にAdobeがPDFを発表した当初、テキスト形式に慣れていたユーザーには扱いにくく送受信にも時間がかかることから否定的な意見が多くあがっていました。「編集できないから」という意見もありましたがそうじゃなくて、編集できないことがええんやん！

QRコードは私が大阪に戻ってきた10年ほど前だったかに、名刺の裏に住所とかメルアドとかをQRコードで入れたいと言ったら「あんなもの誰も使わないから」って猛反対され断念。私が自営業やってた頃はそれやっていたんです。もっともその頃はスマホがなかったのでQRコードがあっても簡単に読み込めなかったということはありますが。

いずれの例も当時は先進的なアイデアや技術だったのに、周辺環境が整ってなかったので認知されなかった。その後スマホカメラの普及やペーパーレス化の見直しで一般化したってことなのかと。Adobeもデンソーも諦めないでやり続けてきたことが現在につながり、今ではどちらもなくてはならない存在です

埋もれてしまったものも

新しい商品や技術も、世の中の環境や仕事・生活のやり方が整っていないとダメなことも。先ほどのPDFやQRコードは成功例ですが、埋もれてしまったものっていっぱいありそうな気がします。少し前にお話しした一斉を風靡していたものシリーズにもそういったものがあります。

クルマの世界でも同じことがいえるのかと。消費者目線とかユーザー目線とかよく言ってるのに、、

かなりの台数が売れていたにもかかわらずに製造中止。今でも古くなったその車種の多くを目にするのは、代わりがないからではないでしょうか。お気に入りだったクルマが生産中止や廃版になって買い替えで悩まれた経験がある方も多いのでは？メーカーとしては自分たちでトレンドを無理やり作ること、車種構成を少なくすることで合理化はできるし、売りやすくなるからだとは思いますが。

クルマでは７人乗ることもできるミニバンタイプではないものが、ほぼ無くなってます。背が高くないので空気を運んでいる感も無いし、立体駐車場にも入るし、当然車体もミニバンに比べて軽いです。