本文までスキップする

President column
社長コラム

    社長ブログ 日銭商売のリスク

    日銭商売のリスク

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。新型コロナウイルス感染症の影響で宿泊業、飲食業が大打撃を受けている、というニュースを多く見かけます。

    確かに大変だとは思いますがこの業界は日銭商売である程度のリスクは分かっているはずです。もちろん、しっかりとやられているところもここまで長引くとは予想できなかったので、めちゃくちゃ大変であることは承知しています。

     

    3366396_s

     

    メリットもデメリットもあるのは当たり前

     

    日銭商売は毎日の売り上げが現金で入ってくる経営で、売掛債務を抱えるリスクは少ないと言われています。

    コロナの影響で宿泊業、飲食業が大打撃、、、とは言われていますがここ何年かの売り上げはかつてないほど良かったというところも多いはずで、それなりに余力があったところも多いのではないでしょうか?

    基本的にこれらの商売は浮き沈みが激しいものです。しかもいい時と悪い時の差が激しいのは誰でも知っているはずなので、そのリスク込みで商売をやっていないのはあり得ない話です。

     

    インバウンド頼みのリスク

     

    とあるインバウンドの人たちに超人気の商店街の方に数年前お話を聞きましたが「バブルの時より好調です!」って声が上がっていました。

    地元のお客さんや日本のお客さんは離れていってしまっていますが、海外のお客さんが増えてインバウンド頼みの商売に変わってしまい、商店街の様相も全く変わってしまっています。で、今回のコロナの影響が来てしまっています。

    以前のブログ飲食店の業態転換は慎重にでも書きましたが、流行りを追っかけてどんどん業態転換するのか、固定客を引き止めるのか。この見極めってかなり慎重にならないといけないはずですが、リスクを考えずにどんどん方向転換をしてしまったお店も多いように思えます。

    建設ラッシュで建った近くのホテルもとんでもない値下げをしていていますし、大量にホテルを建ててすでに倒産しているところもあります。

     

    こういったリスクを考えないで見切り発車で商売をしてしまうと、想定外の出来事が起きてしまいます。想定外にならないように想定しておくことが大切です。

     

    20200710