President column社長コラム
社長ブログ テレワーク・リモートワークの発想を変えてみたら?
テレワーク・リモートワークの発想を変えてみたら?
皆さんこんにちは、豊田周平です。新型コロナウイルス感染症の感染防止に伴い、企業ではテレワーク、リモートワークの導入をしているところも多くあります。
弊社も先日からテレワークで仕事を行っていますが、まだまだテレワーク・リモートワークに踏み切れていない企業も多くあります。
4つのハードル
テレワーク・リモートワークをするには4つのハードルがあります。
ハードウェア
セキュリティー
ネット環境
場所環境
が問題になっていますが、少し発想を変えたらハードルを下げることができるのではないかと考えています。
特にいろいろと環境が整っていない中小企業、スタートアップ、中堅企業には有効かもしれないので、紹介します。
元々、弊社は私が各地に飛び回っていること、拠点が大阪と名古屋であること、ITオタクであること、ITのスーパーな師匠(彼らのスタート時にお手伝いしました。)がいることもあり、様々なツールを試してきました。
以前にブログでも紹介しましたが、ファイルはすべてDropboxでどこからでも、どのハードからでもアクセスOKになっています。
メールはGoogleで動かして、社内のやりとりはGoogleハングアウト、外部の委員会とのやりとりはメールでなくChatworkを使用しています。
なので、テレワークをスタートする際もほぼ問題ありませんでした。もちろん仕事の内容もテレワークが可能なものなので、スタートも躊躇ありませんでした。
ハードウェアの問題
ノートPCやMacはカメラがついているのですが、Windowsのデスクトップはたいていのものがカメラ無し。で、いわゆるWebカメラが品切れ状態に。ヘッドセットも品切れ状態になっています。
PCじゃなくスマホやタブレット使えばビデオ会議はできますよね?スマホならカメラも付いていますし、最悪、顔見なくてもいいのならカメラ無しでも会議や打ち合わせができます。
デジカメの機種によりますが、PCに繋いでWebカメラとして使えるものもあります。デジカメの取扱説明書を確認してみて下さい。
ヘッドセットはいつも音楽を聴いているヘッドフォンでも問題なく使用できます。多くのヘッドフォン、イアフォンは電話用にマイクが付いていますので、一度試してみてください。
また、大掛かりなシステムを導入しなくても、いつも使用しているLINE、FaceTimeなどでもグループでビデオ会議ができます。
画面シェアやファイル共有などの機能を我慢すればですが、早急に対応する、というのであればこれで代用できますし、画面共有機能が必要なら多くの方が使っているzoomなど無料のものもいろいろあります。また、ホワイトボードをオンラインで共有するとか、議事録を共有して、参加者皆で書き込むとかもやること可能です。
もしトライしてみたいとかあれば、弊社でのやり方参考にしていただければ。
セキュリティーの問題
会話については、そもそもどれだけセキュリティーを気にしなければならない会話をやっているのかということろからスタートすべきです。
公共の場で携帯を使用して大きな声でやばい話をしている人、新幹線の中とかでPC仕事してたり、そもそもリモートワークのセキュリティー云々できない会社がいっぱいあります。
ファイルの持ち出し、共有についても普段どうしているかと言うことがスタートです。社内ネットワークからしかアクセスできないファイルはそもそも持ち出せないものですし、外部で閲覧することもできないもののはずです。多くの大企業はすべての書類が持ち出し禁止になっていて、このあたりは一朝一夕には解決できないところですが、これを契機にファイルのセキュリティーレベルの見直しをするなど仕事のやり方を見直すことも必要かと考えます。
ネット環境の問題
これはなかなか難しい問題です。
自宅とかにネット回線を引いてればいいですが、スマホ回線だけの従業員もいます。(私も大阪の自宅はネット引いてません)
スマホがあればどうにかなりますが、個人のスマホであれば、テレワークのために会社が携帯の通信代を出すとかも必要なのかも。
スマホのテザリングでPCでネットアクセスするとかになってしまいますが、不可能ではありません。
場所環境の問題
日本の住環境だとこれが一番ハードルは高そうです。
外出自粛で家族がすべて家にいるとなれば、とても仕事ができる環境ではないのかも。普段テレワーク・リモートワークをしている方もカフェなどで行っていた、という方も多かったと思いますし、共稼ぎだと夫婦ともに家でテレワークとなればかなり難しいかと。
個人としての問題はいろいろあるかもしれませんが、会社としてはすぐに対応できることはたくさんあります。
まずは社員の安全と企業の社会的責任が第一です。もちろん業種にもよってしまいますが、経営者の方は「でも●●の問題が」「難しい…」と思わず、いいチャンスだと考えて、積極的な対応をしてみてください。