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社長ブログ 四隅を押さえたもんが勝ち~その1決済~
四隅を押さえたもんが勝ち~その1決済~
皆さんこんにちは、豊田周平です。オセロをやると四隅を全部押さえたら勝ち、と言われるぐらい大切です。
しかしこれはゲームだけでなくサービスなども同じなのかと言う記事があり、なるほどと世の中の流れをこの観点でみるといろいろなサービスが理解できます。
サービスにおける四隅
先日Twitterで見かけた方で、
https://twitter.com/kensuu/status/1158215347738013697
「サービスってオセロの四隅」
- 決済
- 地図・地域
- ログイン(何でログインするか)
- ソーシャルグラフ
とおっしゃっていました。
この意味わかるでしょうか?
電子マネー競争
例えば今の○○ペイ戦争。
○○ペイはキャッシュバックとかすごかったのも最近の話、TVCMもかなり打っていました。
単なる電子マネーだけじゃなく、DiDiやジャパンタクシーの顧客獲得も超激しく、土日、初乗り二回までただとかかなり大きなキャンペーンをしています。
皆さん「こんなキャンペーンしてどこで儲けてるの?」と思われると思いますが、現状はほぼ赤字だそうです。しかし、それだけ投資してでも価値があるってことの様です。
例えば、だれがお金を何に使っているかが一目瞭然。また、個人の嗜好とお店の状況。しかも男女や年齢、年収もわかってしまいます。この情報、データはすごく価値があります。だから四隅の一つになります。
ちょうど、今読んでいる小説(もちろん邦訳)にIntelligence(CIAのIです)の訳が「情報の収集、分析、利用」となっていてなるほどと。四隅はまずこの収集を行うためのツールと言うことです。今、儲けがでなくても将来の「利用」を考えているのだってことです。
クレジットカード会社はこのあたり乗り遅れた感があります。金融機関も早く目を付けてればよかったのに・・・・と思ってしまいます。