President column社長コラム
社長ブログ 開かずのトイレ
開かずのトイレ
皆さんこんにちは、豊田周平です。先日「開かずのトイレ」が問題になっているというニュースを見かけました。私たちオフィスビルオーナーにとってもトイレは、テナント様にいかに快適に過ごしていただくかの観点から重要な設備ですし、テナント様からの要望も一番多い設備です。
サービスエリアや施設などでの個室トイレの利用時間が2007年から比べると男性26パーセント、33パーセントも増えています。
今回はそんな開かずのトイレについてお話させてください。
トイレの使い方の変化
東京のIT企業が入居しているビルでは、トイレの長時間使用が昨年あたりから問題になっていて、オーナーもいろいろ対策しています。
ビルのオーナーからすれば、トイレのスペースと数は悩みどころで、あくまでテナント様へのサービスで作る設備です。
昼休みなどはトイレが集中するので、ある程度込み合う度合いを想定しながら数を決定していくのですが、この問題は、やたら長く個室に入っている人が多いということです。
絶対的な数が足りない、というわけではありません。
主にトイレでスマホをチェックしたり、ゲームをしたりでつい長くなってしまう方が多いようです。ほかにも居眠りや信じられませんが、食事を個室でしているケースもあるそうで、トイレでは個室なのでそこで自分の時間を作っている人が増加をしています。
対策としては
苦肉の策として、ドアにセンサーを付けて、長時間滞在はアラートを出すとか、空き状況をビル内のWebで知らせるというところもあります。
もちろん、トイレで倒れている人とかもありうるのでビル側としては何らかの対策をしなければいけません。
トイレでこういった現状があると古いビルのリニューアル、リノベーションもトイレをきれいにすることろから考えていく必要があります。
トイレの床をウェット(タイル貼りで水で掃除するのが基本)からドライにしたり、女性用の小物置き場、洗面台だけじゃなくパウダースペース設置、ストッキングを履き替えられる台の設置、洗面台の照明も上部からあてるのではなく鏡の回りに取り付けるとかいろいろと変えていく必要があります。
東京のIT企業が入居しているビルでは昨年あたりから問題になっていて、オーナーがいろいろ対策してます。