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社長ブログ アナログの逆襲~その3 スイッチとタッチパネル~
アナログの逆襲~その3 スイッチとタッチパネル~
皆さんこんにちは、豊田周平です。先日からアナログの逆襲シリーズでいろいろとお話をさせていただいておりますが、今回は私アナログというか、メカ(機械的)スイッチです。例えばスマホの電卓、いわゆる電卓と同じスピードで打てますか?
タッチパネルで便利なものとスイッチはスイッチで残しておいたほうがいいものがあるのかと。
キーパッドプッシュやキーボード
私は通話は未だにガラケーを使っていますが、その理由の一つはキーパッドプッシュした感が欲しいってことがあります。(+シャツの胸ポケットに入ること)
ガラケーのときもキーボタンの形にもこだわって、かまぼこ状になったもの、見なくても指先でわかるのにしてました。
キーボードも絶対に物理的な感覚がないと駄目で、いくらデジタルになっても入力はアナログなキーボードです。
キータッチの重さ、操作の深さ、硬さ、大きさ、キー間隔など人それぞれの好みがあるので自分なりの使いやすいキーボードを探して使っていましたが、キーボード変えるだけで作業効率がめちゃくちゃ変わります。
最近のタッチパネルはかなり進化して、圧力の違いを検知するなどで物理スイッチに近づけていますが、やはりアナログにはかなわないというのが感想です。
iPad+Apple Pencilは素晴らしいできで、イラストレーターの方々も使っているようで、私も実際使ってみて書いてみましたが、やはりお気に入りのペンとお気に入りの紙に書くのが一番だと感じました。
スイッチとダイヤル
クルマにもタッチパネルが入ってきていますが、これもめちゃくちゃ違和感あり。走行中に操作しなければならないものは物理スイッチではありますが、押した感覚があるってとても大切です。特に工作機械などの非常停止ボタンは絶対にタッチパネルでは駄目です。タッチパネルでは押したという感覚があまりにもなさすぎます。
他にも私が気になるのが音量調整とか、測定器のスイッチ類です。
これはオタクかもしれないけど、オーディオのボリューム調整はやっぱりあの回す感覚があるダイヤルがいいです。
実験に使用する測定器の切換スイッチやダイヤル類も絶対に物理的なものが絶対にいいです。我々の世界だとオシロスコープとかでは波形の出てくる画面を見ながら様々な設定、調整をするんですが、これがタッチパネルだと測定画面に集中できないことになります。
皆さんお使いのテレビのリモコンもちゃんと物理的なスイッチが付いていますよね?Apple TVのリモコンもボタンではないけれど物理的なスイッチになっています。
タッチスイッチ全盛ではありますが、人の感覚に訴える機械的スイッチは絶対に無くならないのではないでしょうか。