President column社長コラム
社長ブログ ホテルの建設ラッシュ
ホテルの建設ラッシュ
皆さんこんにちは、豊田周平です。最近、弊社の近隣で続々とホテルが新規オープンしています。
弊社は大阪市中央区にありますが、当社のブロックに2件、高麗橋通りを西横堀へ行くまでの1キロほどに8件も、歩いて半径10分圏内に20軒もホテルが建設中だったり、新しくオープンをしました。
このあたりは建設ラッシュで今回はそんなホテルの建設ラッシュについてお話させてください。
大阪のホテルの状況
大阪は今土地が空けばホテルまたはマンションが建設されていいて、京都も似た様な状況です。
特に中心部の好立地の広いところは超高層マンションばかりで、少し駅から離れているとか、面積があまり大きくないところはホテルが建設されていますが、オフィスビルはほとんど建設されていません。この様な状況なので新築オフィスビルは全くなく、中心部の古いビルも含めて空室率が2%以下で、実質、事務所を借りたくても借りられない状況に入っています。
大阪は外国人観光客も多く、インバウンドの景気です。2025年には大阪・関西万博の開催、そしてIR構想(統合リゾート)もあり、引き続き多くのホテルの建設が計画されています。
最近はホテルがいっぱいできたので、お客様が来られる時に近隣のホテルを予約するんですが、予約も取りやすく(選択肢が広がったし)、宿泊料も少し下がった感じがします。他人事ではありますが、本当の大丈夫なの?って感じがしているのが事実です。
ホテルブームも大阪を盛り上げる要因に
ホテルブームはしばらく続くのかもしれませんが、ブームだけで終わらずこの地域の一員になって一緒に大阪を盛り上げていただければと思っています。
しかし、中には「自分たちだけが儲かればいい」というスタンスの方もいるのかと。
2ブロックほど離れた大手デベロッパーの手がけるホテルが今年の5月オープン予定でしたが、3月に支配人さんが挨拶に来られてました。
一方、昨年夏に隣にオープンしたところは何もありませんでした。
インバウンドで右肩上がりの業界なので営業しなくてもいいのかとは思いますが、いわゆる気は心、挨拶があったホテルとそうでないホテルでは、やはり印象が変わってきてしまいます。
各社さんいろいろと事情があるのはわかりますが、地域や街を一緒に盛り上げていく、という想いを少しでも持っていただけたらと。
そのためには街や地域の一員として、いろいろなことに参画もしていただいたいです。
「ホテルの建設ラッシュ」だけで終わらずに、大阪を盛り上げるよう地域が一体となって取り組んでいければこのブームが終わっても大阪は良い方向に向かっていけるのかと。