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社長ブログ 変わっていくモノの価値
変わっていくモノの価値
皆さんこんにちは、豊田周平です。お久しぶりになってしまい申し訳ございません。
今週からまた週に1回のペースで更新をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
今流通しているモノの価値は、ずっと同じという事はありません。
需給の関係で希少価値の高いものがあれば値段が上がるものもありますが、多くの商品は技術の進化に伴って短期間で値段が下がります。
昔から電子部品の価格下落は数ヶ月単位でしたが、特に家電製品は数年単位で、安く高機能になってきています。
他にもモノだけでなく、サービスや仕事などに支払う価値もその時々で変わってきています。
スマートフォンのアプリなど便利なものがたくさん無料で出て来ていて、今までお金を払ってお願いしていたことが、自分でも簡単にできるようになってきました。今回は、そんな変わっていくモノの価値についてお話させてください。
価格が安くなる=100%いいことではない
例えば少し前まで大型TVを買おうと思ったら数十万円ほどかかっていたのに、最近では数万円で購入出来たりしますよね。
皆さんも何年か前に買った家電製品の値段を思い出してみてください。今売っているものと比較すると、全然値段が変わっています。
10分の1以下の価格になることも普通にありますし、私たちも価格がすぐに下がることが当たり前に思っていて、買い替えのタイミングを悩むことが頻繁にあります。
しかし、ここまで価格が下がることって飲食など他の分野だったら考えられないことですよね。
良いモノを安く使えるようになったら確かに消費者にとってうれしいことではありますが、メーカーは当然のこと、部品メーカーや関連メーカー、外注先、はかなり厳しいことを求められているはずなので、コストダウンばかり求めていたらいつか破綻してしまいます。
超無料サービス社会
SNSやアプリなど便利なサイトがたくさん出てきていますが、無料だったら基本的に文句は言えないと思っています。
例えば民放のTV番組は無料なので、局は視聴率を稼げる番組を作って、スポンサーから広告料をもらわないといけません。でも視聴者から見てもし番組だったら、スポンサーをしたくないって企業もあるのではないかと。
「こんな番組のスポンサーをやっている企業のものは買いたくない。」ってことになりそうだと思うのですが・・・・。
もちろん提供側も無料だから何やってもいい、品質がわるくてもいいってことではありません。ネット上には無料のサービスがほとんどですが、無料だから仕方ないってところもあるし、無料だけどもうちょっとまともにやれよって思う事も正直あります。
今、超無料サービス社会に向かっていっていますが、自分の目を鍛えないと、嘘のニュースに振り回されたり、企業に踊らされたりしてしまいます。
価格の変化が激しく、超無料サービス社会に向かっている中で目を鍛えるためには、正しい情報の見極めと、少し昔を振り返って、5年前、10年前とどう変わって変わってきているのかを気付くことも大切です。