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President column
社長コラム

    社長ブログ 現場を見ないかんよ

    現場を見ないかんよ

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。以前のコラム現場主義はバランスが大切と、現場主義について書いてきましたが、あれは自分の職場とかの話でした。

    今回はお客さま、使う人、恩恵を受ける人を見ないで独りよがりの製品を作っているケースについてお話させてください。

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    現場に導入されないケース

     

    とある調査のプロジェクトで、「介護、福祉機器」の現場では現場をよく調査しない、あるいは特定の人とのヒアリングだけで開発してしまった製品を現場に持って行くと、使えない、導入されないってことが多くあることが報告されています。

    開発者は話を聞くだけで、うわべの独りよがりで製品開発をしていたようですが、本当の現場を知っていないと導入されないのは当たり前です。

    それとよくあるのは技術屋のひとりよがり。

    自分が開発した技術は絶対にこう使えるという思い込みで作ってしまった製品。以前の日本の家電製品の多くがそうで、使わない機能だらけ、使い方が難しいなどだったと思っています。

     

    What (何を売る)や How(どうやって作る、売る)じゃなくてWhy(なぜこの商品を、誰がなんのために買って、なんのために使う)と、本当の目的を問えと言われています。

    「誰が使うのか」「どんな時」に「どこで使っているのか」を想像していく必要があります。

     

    現場主義に大切なこと

     

    大切なのは、しっかりとしたリサーチをするために、現場を見ること、そして自分でも体験することだと考えます。

    分かっているつもりでも、実は最新の流れや問題についていけていない可能性もありますし、需要がない製品の可能性もあります。

    また、流行りのIoT化やAIとかも無理に取り入れようとするケースもありますが、現場によっては無意味な導入になることもあるので、しっかりとしたリサーチは必須です。

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