本文までスキップする

President column
社長コラム

    社長ブログ ノーベル賞受賞について

    ノーベル賞受賞について

     

    皆さんこんにちは、豊田周平です。ブログ日本人ノーベル賞受賞!でも話題に出していますが、ここ数年、毎年この時期になるとスマホでノーベル賞の発表ライブを見ています。だいたい飲み会の始まる前とかの移動時間なんですが・・・天野先生が受賞された際は、食事中で受賞を知ったのは帰りのタクシーの中ででした。中でも医学生理学賞、物理学賞、化学賞は必ずチェックをしています。

    8add120b0c8dd9bde96828ac1e59e5a1_s

     

    ノーベル化学賞受賞

     

    今回のノーベル化学賞ではリチウムイオン電池の開発が評価され、旭化成の吉野彰名誉フェローが選ばれました。

    いろいろなところで受賞候補に出ていたので、ある程度予想をしていた方も多いかと思いますが、大阪ご出身で大阪大学で博士号を取得された方が選ばれたのは、とても嬉しかったです。

    皆さんが日々バッテリーの重要性は経験されていると思いますが、リチウムイオン電池はスマートフォンやノートパソコンに欠かせないものになっています。

     

     

    ノーベル物理学賞

     

    物理学賞は今年は宇宙関係の年だったので興味ありませんでしたが、私の様な物理屋にとってノーベル賞ってすごい憧れの賞の一つです。

    我々の業界で、ぜひ取って欲しいのは伊賀健一先生です。1977年に基本アイデアが発明された、VCSEL https://ja.wikipedia.org/wiki/VCSEL と呼ばれている面発光型のレーザーです。

    今ではスマホの顔認証やデーターセンターでの短距離の光通信に多くが使われています。発明当時、端面発光型のレーザーで世界のトップを走っていた日本のメーカーはほとんど見向きもしなかった様で、実用化とか用途開発は米国に先をこされたって感じです。面発光、端面発光それぞれ特徴があるので、いまでは使い分け、棲み分けがされていますが、米国で最初に実用化され、更に民生品(iPhone)に採用されたのは残念です。

    来年の発表も楽しみに待っています。

     

    コメント 2019-11-22 110138