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社長コラム

    社長ブログ レーザーの時代到来

    レーザーの時代到来

     

    皆さんこんにちは。豊田周平です。以前のブログ「身近なレーザーの技術」でも書いていましたが、レーザー技術の進歩はめまぐるしく、今や様々な分野でレーザーが使われているようになりました。「ここ最近でようやくレーザーが勢い付いてきた。」なんて話を先日業界の方々と話していたので、今回は最近のレーザー技術の応用についてのお話をさせてください。

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    レーザーで見る映画

     

    現在、日本では大阪のみになりますがレーザーを使った映画館が大阪エキスポシティ109シネマズIMAXで体験できます。実際に見てみましたが、映像がかなり鮮明になっていました。

    特におすすめは3Dで3Dだと専用メガネをかけるので暗く見えたり、字幕だと目が疲れたり、人によっては映像がぼけて見えるので酔う…という方もいると思いますが、明るく鮮明なので不便なく映像を楽しめます。これは、3Dの方式が今までと違い、従来は光の偏光方向(光の振動の方向)を左右の目で変えていていますが、ここのは光の波長を左右で変えており、メガネは波長のフィルタになっているので、映像がハッキリと見えます。

    本当に映像の中に入っているような感覚になれますので、大阪にお住まいの方、それ以外の方にも是非見ていただきたいと思います!

     

    詳しくはこちらをご覧ください。

    http://109cinemas.net/imax/imax-with-laser.html

     

    レーザーで進んだ技術

     

    レーザーの技術は映像だけでなく、車やネット、音楽やものつくりなどでも応用され、発展してきました。

     

    例えば車業界であればヨーロッパでは高級車ですがAudi A8、BMW i8に昨年からレーザーヘッドライトが実用化されされていています。

    ヘッドライトはシールドビーム→ハロゲン→HID→LEDと進化していますが、将来的にはレーザーになることでヘッドライト部分のコンパクト化が可能になり、車のデザインそのものが変わる可能性があります。

     

    他にもデータプロジェクタはレーザーを光源に使ったものが殆どのメーカーから出ています。メリットとしては今までハロゲンランプで熱が発生するので冷却ファンが必要でずっと回っていましたが、それが無くなり、すぐに立ち上がり、すぐにシャットダウンできる上にファン部分のスペースが無いのでかなり小さくなりました。

     

    また、以前のブログでも詳しく書きましたが、通信分野でもレーザー技術が発展し、レーザーと光ファイバを使った通信が家庭にまで普及したからLINEなどでタダで通話ができるようになったり、洋服や金属の加工にもレーザーが使われています。

    そして、今年のノーベル物理学賞受賞した重力波の発見についても、レーザー干渉計が採用されています。レーザーの特徴は出て来る光の波長(色)が単一で、点光源なのでレンズ等の光学系で拡大縮小したり曲げたりすることが簡単、さらにレンズを使わなくても遠くまで拡がりがなく行き(レーザーポインターの例)、干渉性がいいというメリットがあります。

    一般の方には余り良く理解されていないレーザーが私たちの生活を豊かにし、様々な可能性を広げてくれていることを皆さんに知ってもらいたいです。

    レーザーについて興味を持たれた方は、ぜひこちらの本をご覧いただけると幸いです。私も一部執筆しております。

    http://shop.optronics.co.jp/products/detail.php?product_id=604

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