President column社長コラム
社長ブログ 年長者の暴走
年長者の暴走
皆さんこんにちは。豊田周平です。最近気になるのは、ニュースで話題になる「年長者の暴走」です。高齢になると不便になって周りの方のサポートが必要なのは分かりますし、いろいろ理解しているつもりではありますが、トラブルが多いような気がします。
暴力沙汰で新聞記事にもなったこともあったりと、心配になるようなニュースをよく見かけます。
元気なお年寄りが多い分…
病院とかに行くと、会計が遅いと文句を言ったり、信号は青に変わる前に、道を渡る時に車道ぎりぎりで待っているなど、見ていてハラハラすることが多々あります。それに自分の主張が通らないと機嫌が悪くなったりと、大変な目にあってる人も多いのでは。
信号や道を渡る時なら誰か声をかけて「危ないですよ」とか「一緒に渡りましょう」と言える方がいるといいのですが、そんな方は滅多にいないし、逆に「余計なことを言ったら怒られそう」と思っている方も多いように感じます。
また、TVや新聞の報道にやたら噛みついてイライラされている方、そう思うんだったらニュース見たり記事を読んだりせんかったらとええのに、って親しい方には話していますが…。
元気な年長者が多くなっているので目立っているだけなのかもしれませんが、度を越えた方がいるのも事実です。
もちろん、リスペクトしている方も多いし、配慮しなければならない部分があるのも承知しています。
還暦を迎えるにあたって、自分もそうならない様に気を付けたいと思います。
高齢者の運転
年齢を重ねるにつれて運動能力は落ちて、視界も狭くなりますし、色の認識がしにくくなり、頭がしっかりしている方でも関係なく、車での事故の確率は高くります。
にも関わらず、かたくなに「絶対に自分で運転する」と言う方がほとんどのような気がしますし、実際免許証を自主返還しているのは65歳以上の免許保有者の中でも1~2パーセントほどと言われています。
もちろん、地方にお住いの方なら車がないと生活できない、という方がいるのも事実です。解決するために、安全機能が付いた車の開発や、タクシーの助成金制度などもありますが、それよりも孤独な老人の方を減らす取り組みをしたり、もっと家族や地域の人、とのコミュニケーション、社会との関わる機会を増やすべきです。
自分だけでどうにかして生活していかないといけない、という思いが強いから頑固になっている部分も多いと思いますし、それに「自分が事故をしたら、誰かに迷惑がかかる」というストッパーになる家族や関わりを持っている人の存在は大切です。
高齢者の方が暴走するのは、コミュニケーションをどう取ればいいのか分からなくなっている方に多いように感じます。言い過ぎ、我慢、相手の気持ちを察するとか、日ごろからいろいろな人と話していないとどんどん下手になっていきます。
孤独な高齢者の方を減らしていくことで、社会全体が優しくなっていくのかと。