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社長ブログ 魔法のキーワード
魔法のキーワード
皆さんこんにちは、豊田周平です。4月が始まり、平成最後の1か月となりました。新元号「令和」の話はどこでも話題になっていて、新しい時代が始まるような感じがします。
そんな魔法のキーワードともいえるのが「AI、IoT」です。
今回は、そんな「AI、IoT」についてお話させてください。
煽りの言葉になっていないか
昔の家電の「コンピューター内蔵」とか「マイコン付き」と同じで、最近のいろいろなものの広告みたたら多くに「AI搭載」、「IoTに対応した」とかになっています。
昔と同じで、プラスαの費用を使っても、誰もちゃんと使いこなせないのが現状なのかと。
技術屋から見たら、明らかにあやしいものとかもたくさんあります。
そういった魔法のキーワード付けて、高価格化とか陳腐化をおさえてる感じがして、メーカーだけが儲かってユーザーのメリットが余り無い様な気がします。
そしてユーザー企業の多くはトップから「うちもAIとIoTを活用して新しいことを」とか言われてあたふたしている様です。
これらのキーワードを利用してある意味買い手を騙してることもあるので、何でもかんでも流行っているから、みんな入れているから、と導入しようとするのは危険です。
よく理解して導入するのが大切
これは売る側だけでなく、買う側も良くわかっていないのも問題です。それに売る側もエンジニアしかしか分かっていないからおかしな営業をしてしまったり、ちゃんとわかってないメディアも評論家もおもしろおかしく取り上げて世間を煽っているのも問題ですし、AIとかIoTをうたった過剰広告も問題です。
極端かもしれないけど、信じて買ってしまう意味では健康食品、化粧品、そして新興宗教に似たところもあるような気がしてしまいます。
とにかく売る側からすれば魔法のキーワードを使うことはめっちゃ効果的ではありますが、買う側、使う側は冷静になって、本当に必要なのかどうか、必ず理解できる人と一緒に導入を検討するのが大切なのかと。