President column社長コラム
社長ブログ メディアでの紹介
メディアでの紹介
皆さんこんにちは。豊田周平です。昔からよく
「○×新聞に当社が掲載されました」
「TVで当社の商品が紹介されました」
と、喜んでいる経営者の方もいます。また、「ここの会社はTVや雑誌で紹介されているから安心だ」と思ってお付き合いをスタートする方もいますが、本当にメディアに掲載されることが100%いいとは言い切れません。逆に掲載されないほうがいいのでは?というメディアもあるほどですし、信用できなこともたくさんあります。
紹介した内容は本当に正しい?
記者は常にネタを探しているので、こちらか情報持ち込んだらほとんど記事になって掲載されることがよくある事のようです。さらに記者が情報についての裏取りもしないから、社長が言ったことがほとんどそのまま記事になっているケースがよく見られます。
「オンリーワンの技術で○○○を開発し事業化!」
「今年度の売上目標○億円!」
なんて見出しがあっても本当のところは、原理確認ができただけでバラック状態の機械があるだけだったり、どこか他の会社でもとっくにやっている技術だったり…なんてことがよく見れらます。原理もいまいち納得できない怪しげなものだったり。さらに事業化なんてまだまだの段階なんて事もあるので、記者が捏造しているわけじゃないけど、事実とえらく違うことがたくさんあります。
一方で思いが伝わらないことも…
もちろんメディアに出れば宣伝になるし「メディアに出た」ってことで商品も売れるかもしれません。
しかし、一方で「思った紹介の仕方と違った」と思われた経営者の方も多いのかと。
インタビューを編集されたり、関連性のない質問に受け答えしたら、それが思いっきり使われているなど、メディアに出るのも慎重になるべきなのかと。
以前、あまり評判の良くない新聞社があり、中小企業の皆さんはそこに結構掲載され喜ばれてたんですが、いつも記事の内容だったり対応が悪く、これなら掲載されるのは逆効果だと思っていました。
研究の世界では、いかに権威のある論文誌に掲載されるかが重要です。学会誌は必ず査読と言うのがあって、何人かの査読委員が論文を読んで審査があり、いいかげんな論文は掲載されません。
今は誰でもネットなどで発信できる状態で、いい加減なネタがいい加減なキュレーターによって一気に広まるなど社会問題にもなってます。メディアへの露出は発信側も受信側も十分に気をつけることが必要です。
メディアに紹介された内容の受け取り側も、発信する側もどんなメディアが信用できるのかどうか一度考えてみてください。