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社長コラム

    社長ブログ 理系と文系だけとちゃう

    理系と文系だけとちゃう

     

    皆さんこんにちは。豊田周平です。今回のブログで50回目の更新を迎えられました。これからも100回、200回と続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

    第一回目の紹介で、私は物理出身のこてこてエンジニアと紹介しましたが、よく「豊田さんって、本当は理系の人なんですね」と言われます。

    正直、私は文系・理系の分け方にしっくりきていません。

    大学では文系・理系と分けられることがたくさんありますが、企業はその2つで人財を判断していいのでしょうか?大学受験のために高校で理系クラスと文系クラスに分けられるのが根本かと思いますが、いわゆる文系の人もまとめて文系って言われると同じ様に感じるのではないでしょうか。今回は文系・理系の分け方についてお話します。

     

     

    文系と理系の交差点に立てる人が企業には必要なはず

     

     

    例えば、リーガル系、エコノミー系、文学系、物理、化学は自然科学系だし、電気電子、化学工学、建築土木などは工学系です。私は理系分野であれば、多少専門分野から外れてもある程度は理解できますが、理系に分類されているIT系、土木・建築系の論文は見ても全く分かりません。

    その他にも医学部も工学的要素や職人的な部分が大きいし、本来は2つに分けられないはずです。恐らく文系・理系と分けたのは、受験勉強のためや企業の採用担当の方が理系のほうがブランドとして、わかりやすくしたのかと。

    しかし、本来は2つに分けられない人材のほうが多いはず。むしろ分けたことで社内で活躍できる人財を取り逃しているのかと。

    スティーブ・ジョブズの伝記に、彼の好きな言葉として「文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある」とあります。

    どちらの感覚を身につけたパーソナリティな人は、理系出身ではないかもしれませんが、企業にとっては必要な人財なのかと。

     

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    文系と理系の壁は無くなって来ている

     

     

    細胞生物学者であり、トンデモ学説の監訳をされている太田次郎さんも「文科・理科の区別は、だんだんぼやけてきた」と言われています。

    学校教育ではハッキリと文系・理系の授業と分けてきましたが、企業では2つに分けなくてもいいのかと。むしろその壁を乗り越えて仕事ができる人が活躍できれば、その企業はもっと成長するはずです。

     

    例えば研究開発と量産どちらもポイントを理解できる人がいれば、効率よくいい製品が作れるし、製品と市場を繋げることができる人がいれば、使う人の満足度が高い商品をたくさんの人に広められるはず。分野によって切り取られた工程を繋げる人は、かけ橋のような存在で企業には欠かせません。私も今までの経験を活かして「繋げる人」を生業にいろんなところに首突っ込んでいます。

     

    私は理系って言われるよりも物理屋って言われるのが好きです。(技術屋と言われるのも好きだけど)文系・理系のパーソナリティな存在として、多くの企業で役立てるよう頑張っていきたいと思います!

     

     

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