浅野撚糸さんとのお仕事

皆さんこんにちは、豊田周平です。非常に手前味噌で恐縮ですが、経済産業省／独立行政法人中小企業基盤整備機構中部支部で中部地域活性化支援事務局プロジェクトマネージャ（新連携・農商工連携）の時に携わらせていただいた浅野撚糸株式会社様がカンブリア宮殿で紹介されましたので、事後ではありますが紹介させていただきます。（お手伝いさせていただいた企業様に陽の目が当たるのはめちゃくちゃ嬉しいです。）

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2018/0830/

今回は、そんな浅野撚糸さんとのお仕事についてお話させてください。

浅野撚糸さんとの出会い

2007年3月にあった三重県津市で行われた相談会でおぼろタオルの加藤社長と、前月の相談会で感触が良くなくて再チャレンジ…で、たまたま私が相談窓口でお話をさせていただきました。

第一印象としてまずタオルの肌触りが良かったこと（モノの良さ）、そして浅野撚糸さんが特殊な糸を開発してそれがこのタオルの肝になっていること、この特殊な糸でタオルを織るのはとても難しいこと（高度な技術）を加藤社長から伺って「新連携をチャレンジすべき」と感触を得ました。

おぼろタオル＆浅野撚糸で新連携にチャレンジされると言うことで、いつもはハードウェア、B to Bの案件担当だった私が担当をすることに。新連携は異分野の企業が2社以上連携して新しい事業を行うときの市場開拓支援の施策で、数ヶ月間のブラッシュアップの後申請し、2007年12月に新連携認定され、その後、施策の実行のためのフォローアップも担当させていただきました。

エアーかおるが流通するまで

テレビでもあった売り込みの苦労はすべて事実で、古い慣習の業界では「エアーかおる」は売り込んでも受け入れられずでした。他のマネージャーたちも「今更タオルなんて」って言う意見が出ていて、売り上げもほとんど身内の方しか購入されない、という時期が続いていましたが、新連携の市場開拓の施策をつかって、ビックサイトでのギフト・ショーに出展しました。ここをキッカケに何社かの目にとまりテレビショッピングなどで徐々に拡販されるようになり、現在の大ヒットに繋がっています。

今回の浅野撚糸さんやおぼろタオルさんのように「世界でもここにしかない技術」を持った中小企業は日本にたくさんあり、エアーかおるで企業同士タッグを組むと全く新しい、素晴らしいモノができあがる、と実感をしました。

今後もこういった企業様のサポートができるように、頑張っていきます！