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社長ブログ 困った時に助けてくれる人、会社
困った時に助けてくれる人、会社
皆さんこんにちは。豊田周平です。企業同士の付き合いでいざと言う時に「助けたい」「助けたくない」と思ってしまうのは、普段の付き合いが左右しています。
某大手メーカーさんの話ですが、以前から納入業者へのむちゃな要求が話題になっていました。で、そのメーカーさん業績が悪くなったときのこと。納入業者各社さんへ「支払い期日を延ばして欲しい。」と懇願したものの、一社も応じず、、、。こういった話はいろいろなところで聞きます。
横暴な企業
当然、お互いビジネスなので売買条件はシビアで当たり前です。でも、シビアな中でも買い手の横暴ばかりやっていると、困ったときに助けてくれなくなるのも当たり前ですし、世間のイメージも悪くなります。それに外注先や納入社が困っている時に助けないのに、自分が困ったから助けて、ってそれで手を差し伸べる人はほとんどいません。
多くの日本のメーカー、流通はやりたい放題の横暴をやって成長してきました。その結果、外注先や納入社がついていけずに会社として成り立たなくなったところ、経営困難になってしまったところがたくさん出てきました。
企業としてシビアでも誠実な付き合いをしていたら、困ったことがあっても「信頼しているから助けてあげよう」と思う会社も少なくはありません。
人と人との関係も同じ
これは企業同士の付き合いだけでなく、人と人の関係も同じです。例えば普段から全く連絡もしないでいるのに、何か困った時にだけ連絡をとってくる人。
私自身も過去のお付き合いでそういった「自分が困った時」だけ連絡をしてくる方がいます。
いちいち断るのも大人げないので、対応はするんですが、そういった方に限ってその後の報告は何もありません。私がお人よしすぎるのかもしれませんが、例えば私が「では知り合いの〇〇さんを紹介しますね」となったとき、その後その方に失礼が無かったかなど不安に思ってしまいます。当然、そういった連絡がない方にはその後知り合いを紹介することはしません。
人も企業も不誠実な対応をされていたら、信頼を失くしてまともな付き合いをするのは止めよう、と思うのは当然です。
自分が同じような立場になったときに誰も手を差し伸べてもらえない、で気づいては遅いので、普段から皆さんとのお付き合いで不誠実なことがないか、私自身も気を付けていきます。