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社長ブログ 人生のキーパーソン~その④ビル屋になる直前に出会った方々~
人生のキーパーソン~その④ビル屋になる直前に出会った方々~
皆さんこんにちは。豊田周平です。前回まで人生のキーパーソンについてシリーズで紹介させていただきましたが、最後に今のビル屋になる直前に出会った方たちを紹介させてください。
専門学校を紹介していただいたOさん
日本ガイシに途中入社で入られ一回り先輩だったOさんは、物理系で北大で私が知っている先生の研究室出身の方でした。
部署は違いましたが、同じ研究開発本部でその後事業部へ移動し、何度か一緒に仕事をさせていただきました。
私が2度目の米国から帰国した時はもう会社を早期退職で辞められていましたが、名古屋市内で買い物をしている時にばったり再開。
「豊田君会社辞めるんだってね。で、物理屋で教えること好きって言ってたよね。俺が知り合いに頼まれてやっている専門学校の講師やってもらえないかな?」とお誘いいただき、会社辞めて収入の無い時に島根の専門学校で「物理」「音の物理」の講師になりました。
講師の経験はもちろん今までありませんでしたが、結局90分15コマ×2講義を数年やりました。
このために作ったパワーポイントの資料は200ページ以上、間違いなく本にできるかと。それに物理(と言うか理科)の復習が徹底的にできたことに感謝しています。
また、ほとんどの人が外部講師でしたが学校でいろいろな分野の先生方とも親しくなれたのも大きな収穫でした。
中部経済産業局のKさん
中部経済産業局に努めていたKさんとは名古屋の交流会時代に出会いました。春に新しい新連携という施策ができ、秋頃には忙しい忙しいと交流会にも出てこれないほどだったので「そないに忙しいんやったらなんか手伝おうか?」「じゃあ手伝って下さい。」なんてやり取りと、Kさんの強い依頼で新連携のプロジェクトマネージャーをやることになりました。
今考えればKさんなりに組織を変化させる必要があると考えておられたのかと。いろいろ動いてはいたけど、定職についていたわけでもないしヒゲも生やしていた。それに名古屋にいるのに大阪弁で話すので私自身も「俺がお役所の仕事をするなんて」という感じでした。やるかどうかかなり悩みましたが、Kさんに口説かれて引き受けることに。
実際引き受けてみると、周りのプロジェクトマネージャーほとんどが中小企業診断士の資格を持っている支援の専門家の方ばかり。そんな中私はサラリーマンと研究開発の経験があるだけ。
他に私のような経歴の人間がいない分、またかなり真面目な面々ばかりだったのもあり、ある意味役所の支援員に新しい風をふきこむことができたのかと。
私は技術系出身だったのもあり、ほとんどの案件はメーカー系の案件でしたが、話を聞くと「この技術はうちの会社独占です」「トップクラスの技術をこの分野では持っています」なんてことがたくさんありました。私が研究開発の経験があるからこそ、その凄さが等身大で理解できたのかと。
しかし、何故かほとんどの会社の皆さん自信無いようだったので「今持っている会社の魅力」に気づいてもらう事の大切さを改めて知りました。
私の後に、サラリーマン時代の大先輩にもお願いして一緒に何年かやり、合計4年半ほど、週2日〜3日程度施策の手伝いをさせていただきました。
<お手伝いをした企業さんの何社かは今でもお付き合いをさせていただいており、いい関係を作ることができたのかと。>