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社長ブログ キュレーションサイト問題
キュレーションサイト問題
皆さんこんにちは。豊田周平です。先日から問題視されているキュレーションサイトについて、以前から疑問を抱いていました。
便利なのは確かだけど、出典元が不明な情報は信じられません。
ブログでは何回か書いてますが、情報はタダではありません。それなのに他の人が時間とお金をかけて集めた情報に対して、簡単に許可なく二次利用できるシステムには問題があるのかと。
デマを見分けられますか?
簡単に情報を得て、それを信じる人にも問題はあります。SNSにもキュレーションサイトのシェアに対して無責任に反応をしている人もいますが、しっかりとしたと情報元のニュース記事よりも「明らかに嘘」だと分かる記事の方が反応がよかったりします。
おそらく、シェアしたときに反応が良くなるように誇張したり、見出しを面白おかしくしているんでしょうが、新聞もテレビも売れるネタ、儲かるネタばかりでなにを信じたらいいの分からない状態に。
さらには人から聞いた情報、噂をさも本当らしく言い回る人もいて、他の人が本当に信じて実害が出た時、どうやって責任を取るんだろう、と疑問に思っていました。
今回のキュレーションサイトも最初に問題視されたとき、ライターが勝手に書いたから会社の責任ではないと逃げていましたが、責任が取れない記事を出すのはやはり問題があります。
InformationとIntelligence
情報にはInformationとIntelligenceの違いがあります。Informationは元の情報、Intelligenceは情報を知った上での再構築された情報です。ニュースにはこの2つが入り混じって書かれていて、事実なのかそうでないのか、または自分は正しい解釈をしているのか見分けながら情報を処理する必要があります。
全て情報を鵜呑みにするには、やはり危険です。
口コミサイトも鵜呑みは危険
キュレーションサイトもそうですが、口コミサイトも同じように全てを鵜呑みにするのは危険かと。飲食店なら自分の好みとかもあるし、本当に店を訪れた人が書いているか証拠もありません。
情報は必ず「本当に信じていいのか」と、鵜呑みにする前に一度考える必要があるはず。
この人の言っていることならば確か
このメディアの記事は信頼できる
とか、
この人はいつもキュレーションサイトをシェアしているだけ
このメディアの記事は情報元がしっかりしていない
とか個々人の判断を持つべきです。
便利になり過ぎてしまい、自分で考える事が減った今だからこそ今一度「自分がどう思うのか?」を考えてみてはいかがでしょうか。