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社長ブログ 三方よしはビジネスの基本
三方よしはビジネスの基本
皆さんこんにちは。豊田周平です。突然ですが「三方よし」という言葉を皆さんは知っていますか?
「三方」とはもともと近江商人の考え方で、日本各地で商売をする際に信頼を得るためにまず大切にしていたのが
・売り手
・買い手
・世間
が全て満足しているかどうか…という発想です。他にも売り手には会社、従業員、従業員の家族、株主など、これは会社経営の基本。世間は今なら、納税しているとか、社会貢献しているとか、地域に役立っているとか、社会に誠実に関わっているかどうか。
つまりは“自分本位”で考えるのではなく、周りの人も大事にしていますか?ってことです。
確かに自分が良くなければビジネスになりません。しかし、ちゃんと利益を出して納税することは社会に関わっているということで大事だし、従業員が満足してくれる給料を支払わなければ、離れていくだけ。とかくいろいろな物事みていると、自分だけ良ければのビジネスがすごく多い様な気がします。
1つの商品にどれだけの人が関わっているのか
私は自分ひとりでビジネスをしているつもりはありません。多くの人に支えてもらって実現している仕事がたくさんあります。モノ作りで考えると
・原料を作る人
・モノを作る人
・輸送する人
・販売する人
・広告する人
等々すごく多くの人が関わっています。一度何かを買ったときに、どれだけの人が関わっているのが考えてみると「簡単にモノを買えるのは、目の前の販売者のお陰だけでない」と実感するはずです。モノ作りは多くの人が力を合わせて1つの商品作っていますが、当たり前のことではありません。誰かが不満を持てば成り立たないはず。
仕事でも「この成功は俺のもん」って考えがちですが、今のビジネスがあるのは誰のおかげなのか一度考えてみてください。紹介者、仲介者、宣伝をしてくれた人や、多くの人の動きがあってのことのはず。だから会社やモノ、商品は自分だけのもんと考えず、支えてくれた人達がいるってことを忘れないでください。
ご縁を大切にしていますか?
ご縁を大切にするのも、三方よしで考えればとても大切なことです。例えばBさんとお仕事やっているのはAさんとのご縁があったからとか。もちろんAさんには感謝の気持ちを忘れずに。
人だけじゃなく、お店も最初に誰に紹介していただいたか。特に夜のお店は重要です。お店のママは誰が最初に連れてきてくれたのかをちゃんと覚えてくれてます。
それが大人のお付き合いなのかと。それを大事にしない人が余りにも多い様に感じます。