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社長ブログ 安心の基準
安心の基準
皆さんこんにちは。豊田周平です。皆さんは電化製品等を買う際にメーカーをチェックして決めたり、お気に入りのメーカーはありますか?いわゆる工業製品はどのメーカーで買っても品質はほぼ変わらないので、安いところで買っても大丈夫なはず。それなのに「大手だからより高品質なんだろう」と思い込んで購入するのは問題があるのかと。基本的に工業製品は大量生産、工場生産で、100万個作って数個の不良が出る確率は、電子部品では数ppmレベルが目標となっています。
どのメーカーも品質不良を出したら信用問題だけでなく、コスト大幅にかかります。車のリコールはその典型例で、何十万台の所有者に通知して部品取り替え。五万円×10万台で50億円ですし、携帯とかだったら数百万台。不良が出た時の告知、回収、補修の費用が膨大で、さらに信用を失います。なので大手関係なくメーカーは不良品を絶対に出したくないと思って努力しています。
トラブルが起きない?
スマホや車等々はメーカーなり販売店が細かな部品までしっかりと保証を行っています。しかし、その対極にあるのが建設とか食品業界なのかと。昔に比べて改善されてきているし、様々な事情があるのは分かりますが、エレクトロニクスや自動車業界を経験している私にとってはとんでもなく遅れているように感じます。
それなりに有名な会社でISOもちゃんと取っているのに、発注側も値段たたきに終始して仕上がりとか品質は後回し…なんて会社に出くわした経験があったので、大手に頼めば安心できる…という事ではないと理解しましたが、どうにか改善できないものかと。
値段に納得できるかどうか
工業製品はネットや量販店で値段の比較だけで大丈夫。対極の業界は安かろう悪かろうで対応しなけばいけないのかと。食の業界も安くていいものもあるでしょうが・・・・。
前にも書いたかもしれませんが、生産者たたき、管理コストを減らすなど‟安い“には理由があるはず。もちろん安い理由が納得できるのであればそれはOKですが。
それとは少しずれますが、内装とか設備のめっちゃ豪華で、どうみても金かけすぎの飲食店にもあまりいい印象を受けません。価格設定にあった食材・人件費を使っているのならいいんですが、食材とかスタッフの賃金安くしてるとかよくあるので。見た目が豪華そう、価格設定が高ければそれで安心というわけではなく、ちゃんと中身を見て判断すべきかと。