President column社長コラム
社長ブログ 紙離れ・メディア離れ
紙離れ・メディア離れ
皆さんこんにちは。豊田周平です。最近、新聞社や出版社が「若者が新聞を読まない」「本が売れない時代」なんて紙離れを嘆いていますが、問題は若者だけではないのかと。確かにテレビも見ない、新聞も読まない、本・雑誌も読まない人が増えているのは確か。しかし、最近の新聞はいろいろな情報でクロスチェックの必要があるのに、それが出来ていない印象を受けます。
新聞とネットで伝えている情報が違えば、どちらかが正しいと新聞を切り捨ててしまう人も出てくるのかと。
また、誰でも情報得ることができるからこそ情報の二層化も進んでいて、しっかり情報を得ている人とまったく情報のない人の差が大きくなっていることも事実。ITとかネット格差(IT難民)が情報難民になっていますが、新聞が正しい情報を載せていれば二層化の足止めになるのかと。
私のニュースの読み方
私の場合、そこまで興味のない内容であればテレビも新聞も電子版のタイトルだけで十分。必要な記事だって情報があれば元ソース調べることもできるし、わざわざ新聞やニュースを見る必要がありません。
で、個人的にはテレビはBSがニッチをターゲットにした番組やっていて面白いので、ハマってまとめて録画して見ています。見る人は選ぶけど、ネットでは検索しても出てこない新たな映像や情報を流してくれる番組は少なからず固定ファンが付くのかと。
電子版と紙媒体のメリットをそれぞれ考えるべき
私個人としては本や新聞、雑誌はできる限り電子版で読んでいます。Kindle二台(大阪と名古屋に置いてます)で単行本、iPadで雑誌。移動中とかはiPhoneで。いろんな本を並行して読んでいるので電子版が絶対に便利。Kindleだと何ページまで読んだかが同期できるのでどの端末で読んでも、違う端末で続きに。
新聞も日経と中日新聞の電子版のみ。簡単にクリップしたり必要な記事、後で読みたい記事をEvernoteとかにクリップ可能ですし、必要な記事を切り抜いて、スクラップブックもできます。人それぞれだけど、私は可能な限り紙から電子媒体に変えています。もちろん、紙媒体の絶対的なメリットもたくさんあって、選択の幅が広がったからこそ、それぞれのメリットを見直すべきなのかと。紙媒体の新聞や本のメリットは、ネット媒体よりも専門的な記者が手間と時間をかけてオリジナリティな記事を作成していること。
それならその手間に見合う情報の付加価値(分かりやすさやニッチさなど)を付ければ、自然と必要な人は戻ってくるはずだと思うのですが。