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社長ブログ 初めての有料セミナー講師
初めての有料セミナー講師
皆さんこんにちは。豊田周平です。先日、初めての有料セミナー講師をする機会をいただきました。これまで専門学校での講義と大学での特別講義の経験がありましたが、今回は私が運営委員をやっているJPC関西(日本フォトニクス協議会関西支部)主催で2回、光エレクトロニクスの業界出版社が主催する1回“有料”と銘打っての講師をさせていただきました。
貴重な体験をさせていただいたので、今回は今までのセミナー講師体験をお話させていただきます。
講習者の方は期待値も考えもバラバラ
当然ですが、有料と言っても聴講者の方全ての期待値が高い訳ではありません。考え方もバラバラなので、アンケートの結果も非常に良かったって人から期待はずれって人までいろいろいらっしゃいました。それでも分かりやすく、情報を多めにという事を意識してスライドは100枚ほど作成。(これは一度作ればフォーマットとして使用できると思い、頑張りました)
お金を払って時間を割いてまで足を運んでもらっているので、こちらも精一杯準備をさせていただきました。
初めての講師は非常勤講師
サラリーマンを辞めた直後、たまたまサラリーマン時代の先輩が非常勤講師をやられてて、自分の代わりを探してた事をキッカケに、島根で非常勤講師をさせていただいたのが私の初めての講師経験でした。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を育てる4年制の専門学校で、その一年生の物理と音の物理を担当させていただきました。もちろん、物理と言っても普通の高校を出てきた学生の方々だったので、物理と言うよりも理科寄りの、できるだけ身近な例と実験を組み合わせて興味が出るような内容を選定。
音の物理では音って何ってところから始まり、糸でんわ作って遊びながら音について学んでいただき、音をオシロスコープで見える様にしたりと、物理では力学の基本を、バイクやクルマを例に出したりと、遊び要素と驚くような内容を入れながら、かなり工夫をして講義を進めました。
1回90分×15回を2講義。当然筆記試験もさせていただきましたが、この採点も結構大変で苦労しました。しかし、学生の方に教える機会をいただけたのは、とてもいい経験に。
初めての特別講義
何度か非常勤講師を経験させていただいた後、大阪大学でも4年生と大学院生向けの特別講義を担当させていただきました。専門的なところは企業から来た研究者に任せて、私は研究開発と量産について学生にわかる様に。
地元大阪で馴染みのある蓬莱551の豚まんを一日に何個作っているかって所から始まり、身近な所から研究と量産は違うと説明し、研究〜製品開発〜量産についてお話をさせていただきました。
どんなセミナー講師でも、かなりの労力を使うし苦労する事もたくさんありますが、皆さんの反応がリアルに分かるし、さまざまな事を学べるとてもいい経験です。そしていかに解りやすく伝えるか、興味をもってもらうかってことも大事で図表や例など工夫が要ります。
中にはセミナーを商売にされている方もいるとは思いますが、本当に満足した内容を提供しようと思ったら、貴重な体験にはなりますが割に合わないことがたくさん。割に合うってことは知名度だけでギャラが高く、内容に力を入れていない可能性があるので、講師名だけで決めて参加される方はそこはご注意いただければと思います。
今後も、セミナー講師のお話があれば、さらに皆さんの為になるような内容ができるよう、努力していきます!