President column社長コラム
社長ブログ 台湾ビル視察レポート②
台湾ビル視察レポート②
皆さんこんにちは。豊田周平です。今回は先日の台湾ビル視察の後半レポートを紹介します。三日目の午後は、三菱地所様のアレンジにて潤泰集團と三菱地所が手がける南港駅開発プロジェクトを見学しました。潤泰創新國際股公司簡董事長をはじめ関係者により潤泰集團、本施設詳細な説明をいただき、ホテルエリア、オフィスエリア、商業施設の見学を行いました。簡董事長からは日本のビルマネージメントを導入していきたいので、勉強させていただきたい旨の話がありました。南港駅は台北市南港区にあり、台湾高速鉄道が台北駅から南港駅まで延伸する予定で発展が期待でき、本事業はこの南港駅の再開発事業です。
本プロジェクトも2065年7月までのBOT(Build, Operate and Transfer)事業で、土地は台湾鉄道です。商業施設、ホテル、オフィスエリアなどで構成されています。RUENTEXグループ(潤泰集團)は1977年に台湾創業、繊維・流通・不動産を手がける企業集団で、2012年からは商業施設の建設、運営も手がけています。当地区は便利で新しく、賃料が安い(市内の1/2)であることから、すでにIntel 等大手が今後の業容拡大のために契約をしています。台湾での不動産の投資効率の面では オフィス>ホテル>商業施設 の順でまだオフィス需要が旺盛です。
日本の建築の名残も多く点在
最終日には、私のリクエストで日本統治下時代の建物を見学をということで、台湾大学周辺を散策しました。台湾大学医学人文博物館は、台湾帝国大学医学部の建物として1907年に完成した建物で、医学院の歴史と精神のシンボルと言うことで修復・保存されています。近藤十郎氏によってデザインされた非常に趣きのある建物でした。
その他にも台湾には、東京駅の設計者である辰野金吾の弟子である長野宇平治が設計をした総統府や台湾銀行など日本統治下時代の建物が多く点在しており、今でも台湾の方々にも愛されているのを見て喜ばしく感じました。
4日間の台湾ビル視察を終えて
良く聞き、良く視て、良く観て、良く食べた4日間でした。参加者からは「次はいつやりますか?」との声が多くあり、次の企画が楽しみです。
今回の視察では多くの事を学べたと同時に、非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回で台湾レポートは終わりますが、もう一つ番外編として台湾で食べたご飯や街並みなどを紹介します。